私のデスクトップパソコンの環境
Core™ i5-9400F
RAM 64GB
ストレージ SSD
GeForce GTX 1660 SUPER VRAM6GB
この環境でNikon Z5II でN-RAWで録った4K30Pの動画をDaVinci Resolve 20で編集し4K30P HDR(PQ)に書き出しています
かなり非力なゆえ、色々時間がかかって大変ですが
いろいろ経験した結果
時間がかかっても最低限エラーにならずにHDR化まで完了するコツのようなものをみつけました
まず
Z5IIでN-RAWで録画する際、色温度は固定しちゃう、あとで変えられるから
私はずっと5300K固定で録ってます
それが一番ラクでした
非力なパソコンでも高性能のパソコンでも色温度調整は軽い部類の動作なのですが
非力なパソコンにとっては少しでもラクであることは大切です
次に
1ファイル5分以内に納める
AIノイズ除去機能が非力なGPUにとっては負荷が重く、長いファイルにAIノイズ除去を適用し出力すると(多分VRAM不足で)エラーになることが多いです
私は5分くらいを目安に録ってます
次に
やることを絞る
私のパソコン環境でできることは
露出の調整
色味の調整
簡単なトランジション(クロスディゾルブ等)
文字の追加
AIノイズ除去
くらいです
次に
ファイル単位で修正して出力する
1つのファイルに対して【露出の調整】【色味の調整】【AIノイズ除去】をして出力します
最初から【AIノイズ除去】をかけてしまうと編集作業にかなり時間がかかりますので
最初は【AIノイズ除去】をかけずに【露出の調整】や【色味の調整】をして
【露出の調整】と【色味の調整】がOKという段階になったら【AIノイズ除去】を加えて出力するのがコツです
この『ファイル単位で出力』の際は
エンコードを【ネイティブ】にするのがコツになります
エンコードを【ネイティブ】にしてもGPU使用率は100%になるのですが
それでもエンコードをNVIDIAにするよりは【ネイティブ】にした方がエラーが少ないです
エンコードを【ネイティブ】にしてもGPU使用率が100%になる理由はたぶん【AIノイズ除去】でしょうね
DaVinci ResolveでAI関連の機能を使うと、例えエンコードを【ネイティブ】にしてもGPUに相当な負荷がかかるんだと思います
次に
ファイル単位で出力したファイルをまとめてDaVinci Resolveで編集し、最終出力をする
この時【簡単なトランジション】【文字の追加】を加えます
前段階でAIノイズ除去は終わっているので、ここでの編集は軽快で長時間動画の出力でも軽いです
つまり
【簡単なトランジション】【文字の追加】と【AIノイズ除去】と【長時間動画の出力】をいっぺんにやらないことが、非力なパソコンで4K30P HDR動画を作るコツということになります
この時のエンコードはNVIDIAでもネイティブでもOKですが
私はネイティブでエンコードするとYoutube上でHDR化されなかったという経験があり
最終出力の時はエンコードをNVIDIAにしています
最終出力ではAIノイズ除去は使わないのでNVIDIAで出力してもエラーはでません
もちろん
ここで派手なエフェクトとかをいっぱい使ったら、重くなりますしエラーも出ます
なので
『やることを絞る』のが非力なパソコンでHDR動画を作るコツ
ということです